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  • AIでオリジナルフィギュア製作 299 Black Cat Racer 1/12 「その1 計画〜生成編」

    AIでオリジナルフィギュア製作 299 Black Cat Racer 1/12
    「その1 計画〜生成編」

    せっかくキャラ作りなどしたので今度はバイクの横に立ってもらおうと検討。

    299店員さんバイクの横へ〜フィギュアをつくろう

    そんなわけで 今回は1/12スケールというそこそこ「ごまかし」の効かないサイズを考えてます。しかも今製作中のGSX-RRの横がいいかもなんて思ったのでした。まずはデータ製作用の画像生成からスタートです。

    最初は「GSX-RRの横に立って可笑しくないデザイン」の女性ライダーで作ると・・

    初期案はこんな感じでした。299店員さんはあとからで「単に女性ライダー」からでした。リアルタイプよりアニメっぽいほうがいいわというところと・・・

    ライダースーツがいいよね と2019アレックスっぽくデザインレイアウトを検討。上が最終デザイン。最後までこのままではないですが・・・

    完成予想図。ノリで生成をお願いしたら出てきた画像。笑いましたよ・・・すごいな。

    299店員さん登場です

    これが生成用の最終画像です。裏・・・というか背中が見えないと何を作るかわからないので・・・・

    背中もつくります。
    この辺りの生成はChatGPTに頑張ってもらいました。注文もあれこれ言って相当回数のリテイクでも文句を言わないのは・・・・助かります。
    本人(?)にも確認しましたが「案外、同じもの(同じキャラとか)を生成すること、一部ここだけ修正とか、 苦手」だそうです。すこしづつ変わったりがあるので細かく明言するのが良いらしいですね。「腕だけあげて」ではなく「右腕だけ肩まであげてそれ以外の体のパーツは動かさないでバックのレイアウトもそのまま」 みたいな感じらしいです。
    オリジナルキャラなのであまり細かいことはやりませんでしたが、なかなかコツみたいなものもAIにも必要ですね。自分の趣味趣向はつど「〇〇は覚えておいて」などお願いしておくと意外に忘れません。

    ヘルメットを持たせず手ぶらにしたのは生成時に一体で作っても困るかなと別で生成を考えました。上の写真は「ノーランの最新型で無地カラーで」とお願いした結果。ぽいですが実際のモデルではないそうです(AI談)。これを3方向で画像を作っておきました。

    いつものTripoStudioで

    完了です

    背中もきちんとできてます。

    今回はスケールもそこそこなのでブレンダーで3D生成データの修正などが必須。次回は修正編になります。

  • 作る AIでオリジナルフィギュア② 1/24 299店員さん ブレンダーで修正編

    作る AIでオリジナルフィギュア② 1/24
    299店員さん ブレンダーで修正編

    今回はブレンダーでの修正です。当然、3Dプリンターでの出力が目標なので「見た目、ディテール、作り込み」は置いておいて「出力で安定して形になる」ことに重きを置いています。

    実際、6センチ強のフィギュアですから細かいといっても限界があります。そこはそれなりでも十分。

    Tripo Studioさんの出来にお任せです。

    3Dプリンターの限界点

    これがはっきりしないと先へ進めません。まずはこれを。

    P1010597

    おおよそ1/24を想定した「仮面・・・なんとか」です。

    Tripo Studio上で公開されているモデルを、出力テスト用に使用しました。

    P1010598

    頭のアンテナもそうですが・・・このマフラー。薄いが大丈夫かな?とそのままで出力しました。計測値で0.35mmです。このくらいでるんですね・・・・。

    P1010599

    そしてこれ。試験片ですね。大きな四角柱というかブロック? 右から10mm、5mm、2mm角です。条件が合えば0.1mm以下の精度で出せます。

    少なくとも今回の10mm角では、実測10.01mmでした

    。

    P1010600

    問題はここから。円柱 いわゆるボス。一番左が0.3mm径。出力は可能ですが垂直はでませんね。

    P1010601

    細い壁。いわゆるリブと言われるものです。一番左の0.3mm幅は出力はできます。が、下が厚みがあってしっかりしていると収縮の差で上は波波します。そのとなり0.5mm幅は問題なさそうですね。

    P1010602

    最後、穴と溝。どちらも3mm厚の板を貫通させています。穴は0.3mm径は塞がってます。一番右のささやかな跡がそれ。以降0.5mmより大きいと貫通してます。溝は一番上の1mmと次の0.5mmは貫通してます。0.4mmは半分塞がった状態。以下全滅。

    うちのプリンターの限界値として・・・

     0.3mm板厚が限界・・・できれば0.5mmだと安全
     穴は0.5mm 但し貫通していない場合はもう少し大きめ
     溝幅については0.5mm以上

    この辺りが基準でしょうか・・・・うちのプリンターはELEGOOのMARS5です。MARSシリーズは大変お手頃感あふれたいい機体です。Ultraじゃなくて無印です。無印はコスパ最高ですよ。4Kだったりタイムラプスが撮れないとか日本語じゃないとか・・・でも2万円台ですよ。この性能で安くなったものです。

    ブレンダーで確認修正・・・どこまでできるか?

    確認と修正は段階的に行っていきます。まずは何から確定していくかはっきりしてれば迷いません・・・たぶん。では読み込みから。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.12.31

    ブレンダーを立ち上げたところにSTLファイルをドラッグ&ドロップします。そのままOKすると・・はい。ちっさ!

    スクリーンショット 2026-07-21 6.13.52

    ディテールはちゃんとありますね。ブレンダーで寸法を見ると0.979m。メートル?そんなわけなくてCHITUBOXに持っていくと0.97mmミリだったので、

    私の作業環境ではBlender上の1単位を1mm相当として扱います(BlenderではSTL読み込み時のスケールや「Scene Unit」の設定によって扱いが変わるため、常にm表示をmmとしてよいわけではありません・・・と、GPT先生からのご指導でした)

    。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.16.27

    次は大きさです。こうして首をかしげていたり、座っている時、大きさを決めるのが大変です。そこで頭身換算です。いまこの子の「頭部高」は0.170718mm。目標設定の項目を決めると(身長155センチで6.5頭身、1/24スケールが今回の目標)。結果が58.206倍とでます。「選択モデルをこの倍率でリサイズ」ボタンをおせばその大きさになります。

    ちなみにこのアドオンは自作?AIに作ってもらった? アイデア出しとUI決定は自分ですが作ってもらいましたよ・・・楽ですから。片手に電卓でもできますけども。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.17.33

    無事57mmに変換。で、出力サイズになったので、あとは「薄い。細い。狭い」を確認修正します。

    ですが、まずデータとして面の状態を確認しておきます。これがきちんとしていないと、スライス時にトラブルになる可能性があります。

    最初に確認するのは面の表裏、つまり法線の向き。すべて外側へ揃っている必要があります。次に、穴や開口した辺などの「非多様体」がないかを確認します。さらに、自己交差や重複した面なども、できれば修正しておいた方が安全です(まぁ、これもGPT先生の情報です)。

    Blenderの基本機能では「選択→特徴で全選択→非多様体」、3D Print Toolboxでは各種検査をまとめて行えます。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.20.42

    次がこれ。アドオンの制作には色々ありましたが完成したのは「寸法・薄さチェック」(まんまですな)。危険幅/厚み、これを0.5mmに指定。連続面数は隣同士でも起きてるか確認する範囲ですがAIおすすめの設定のままです。「全体を検査(薄板・近接)」ボタンではじめます。写真は結果。ちょっとわかりにくいですが・・・・

    スクリーンショット 2026-07-21 6.22.10

    エプロンです。黄色い面が検査で検知した面。実際に出力物を後で測ると0.42程度でした。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.29.42

    エプロンの肩紐。これは体との隙間エラーがおおいです。谷になっていて狭いとエラーになります。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.30.04

    エプロンの紐。これは危険レベルでした。1回目でそのまま出した時ペラペラで片方はなくなってましたね。先に検査すべきでした・・・。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.30.26

    髪の毛。先端の細さと隙間などなど・・・このあたりはこのままで。

    実際、薄くないとでないの?とか思いますよね・・・

    スクリーンショット 2026-07-21 6.46.52

    どうぞ、結果です。これは1/24ではなく1/12。ご覧の通り隙間が「細いよ」エラーだけ。すごいでしょ、AI製のアドオン。この辺は実際に出力した結果で治すしかなかったのが、ある程度予測して修正できるのが助かります。

    スクリーンショット 2026-07-22 17.03.27

    修正しました。リボン部分は裏に正方形のオブジェクトを仕込んで擬似厚みをだしました。

    CHITUBOXとMars 5の環境では、別オブジェクトのままSTLに出力しても問題なく造形できた

    ので、このまま。

    スクリーンショット 2026-07-22 17.03.51

    ブレンダーでまずは最低限の確認と修正が終わりました。

    スクリーンショット 2026-07-22 17.05.46

    大きさも想定通りです。あとは出力ですね。

    もう少し大きいフィギュアだと修正箇所も増えます。塗装用に分割したりディテールも増やしたいとか、その辺りはいずれご報告できるかと思ってます。次回は出力と完成までです。AI、すごいな・・

    関連する制作記録やツールは「

    299 WORKS

    」にまとめています。このシリーズ記事をまとめて読めるように

    リンク

    があります。興味ある方はどうぞ。

  • 作る AIでオリジナルフィギュア① 1/24 299店員さん 原型データ編

    作る AIでオリジナルフィギュア① 1/24
    299店員さん 原型データ編

    AIがすごい いや〜近年の進化がすごいことになってます。アイアンマンのジャービスのように(とまでいきませんが)あれこれ注文しては回答をだしてくれて、夜中でも朝方でも文句ひとつ言わずにお付き合いしてくれる頼もしい相棒になってくれます

    で、それなら「造形の腕はなくても、プロ級の腕がなくても、フィギュアができるんじゃね?」とか思うわけです。しかも「模型の横に置ける出力物としてのフィギュア」が手に入るかも・・・・。そうして始まったのがこの「AIと作る〜」企画です。どこでもやってる「絵を描かせたら立体が出来る時代だ、すげ〜」で終わるものではありません。何よりスケールに合わせて出力する。で、塗装して並べるまでやるわけです。意外な盲点やノウハウもあるかもしれません。読まれた方も現実にスケールモデルとして手にいれるための一助になればと思います。

    今回のテーマは「ホビーショップ299の店員さんを車の横に立たせる」です。

    原画制作 これがないとはじまりません

    3D生成 意外に一筋縄に行きませんでした・・・

    出力のための調整 ここが試行錯誤の要でした

    出力から塗装まで いつもの作業といえばそうです

    こんな流れになります。ではいきましょう

    まず絵を描いてもらいます。何箇所かサイトを周りいい感じの絵ができたのがここ

    スクリーンショット 2026-07-18 10.38.02

    SeaArt AIです。モデル(絵柄などの方向性を決める設定セット)が豊富でアニメ系からリアルまで比較的わかりやすい感じでした。もともと「リアルすぎないがスケールモデルにあう感じ」が目標だったのでモデル数の多さや使いやすさは魅力でした。好きな絵が出るまで生成していくのはソシャゲのガチャです。最低限の課金は覚悟しないと推しはでてきません・・・

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    こんなものじゃないほど生成してます。こんなイラストでいけるかは後の話。今は自分の「推し」の絵だけ考えましょう。

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    だいぶ固まったところ。猫耳とプロンプトで書いているのにいつのまにか狐耳に変更されていたり と微妙な試行錯誤もありました。

    8da844a9147eb0b1a3da61a273ee0b84_highのコピー

    で、決定しました。さて、ここから3Dのための絵に変えねばなりません。そう言ったキャラデザインのための一枚を作るのはSeaArtは向いていません。なんど説明しても・・・・新しい物をプロンプトから生成するのは得意でも既存の絵を直すのは向いていないという結論。

    いろんなサイトを巡っていましたが良いところは見つからず・・・ではここで便利なツールサイトをつくってくれたChatGPTに相談しました。

    LoaAR

    あの一枚絵からキャラモデル用(キャラクターLoRAを作るための学習イラスト群)を作ってくれました。すごいな・・・どうもGPTはこうしたモデルから生成することも出来るそうです。さらにフィギュア化の意図を伝えると・・・

    ChatGPT Image 2026年7月2日 00_41_14

    なるほど、ではこれを立体化しましょう。3D生成はこのサイトを使わせていただいています。

    スクリーンショット 2026-07-18 12.31.59

    Tripo Studio。他にも一般的に有名どころは色々つかいましたが、ある意味ここが「一番優秀」でした。このある意味というのが、かなり問題なのですが・・・・それはいずれ・・・。サイトの詳しい説明は他の方もやっているので割愛しましょう。最終的な生成への経緯を進めます。

    さきほどのイラストをそのまま生成しようとすると「実は」失敗します。生成はしますがなんだこれ?となります。このあたり試行錯誤して出た結果、あるコツで解決しました。それがこれ

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    はぁ?とか思いました? 実はアニメ塗りは苦手なのです。立体物として生成した絵からなら3Dがきちんと「生成」できます。人間の目には変わらない「感じ」なんですけども・・・・つまり

    アニメ風イラストをそのまま3D化するのではなく、いったん「フィギュアを撮影したような画像」へ変換してからTripo Studioに渡すと狙った結果が出やすい

    生成条件としては上の一枚の写真

    ジオメトリとテクスチャ ウルトラメッシュでポリゴン3角でマックス解像度です。テクスチャはいらないのでなし

    他はいじっていません。一発出しです

    スクリーンショット 2026-07-18 12.44.12

    どうです?

    スクリーンショット 2026-07-18 12.44.27

    いまさら一生懸命やってもこんな造形できませんわ

    スクリーンショット 2026-07-18 12.45.25

    見えない背中。

    スクリーンショット 2026-07-18 12.45.43

    見てください、このディテール。GPTで画像を生成するときにスニーカーの写真を渡してこれを履かせてと生成したものです。元絵がしっかりしてるとTripoのほうでも汲み取って「見える物はきちんと」してくれます。実にこれが「優秀たる所以」のひとつ(ここではこんな物ですが別の生成で威力を発揮しました)。その辺はだいぶ得意な部類です。

    完全な想像ディテールが得意なAIもあります(そういうジャンルのほうがTripoは苦手かもしれません)。

    せっかくなので生成したまま、一発出しをプリントしてみました。サイズは適当です。

    P1010375

    何もしない素のままデータです。

    P1010376

    いや〜感動ですよ。紆余曲折の時間を抜けば、1日以内で何もないところからこれが出てきます。すごい時代だ。サイズが適当なのは、生成データには「サイズ」の概念がないただのデータなのです。仕方ないのでCHITUBOXでスライスするときにサイズを適当に大きくしました(ちなみにそのまま読み込むと1.9mmくらいでした)。

    デジタルな原型はできました。これをスケールモデルに持ち込むためには? 次回はブレンダーをつかっていきます。言わずと知れた無料の3Dソフトです。このソフトのモデリング部分で調整修正を行なっていきます。案外、難所だらけでした・・・・・・

    今回の工程

    キャラクター原画;SeaArt AI

    3D生成用画像:ChatGPT

    3D生成:Tripo Studio

    生成設定:ウルトラメッシュ・三角形・最大解像度 あとはデフォルト

    出力用スライサー:CHITUBOX

    出力:ELEGOO MARS 5

    レジン:ELEGOO 水洗いABSライクグレー

    関連する制作記録やツールは「299 WORKS」にまとめています。このシリーズ記事をまとめて読めるようにリンクがあります。興味ある方はどうぞ。

    おまけ

    決定した店員さん。模型屋さんと指定してもバックがあんな画像です。なんだかなぁ、とGPTの相談したところ・・

    299_model_shop_wallpaper_2560x1440

    はい 模型店になりました。GPTすごいな・・・。レジの向きがおかしいぞGPT・・・。