タグ: 3Dプリンター

  • AIでオリジナルフィギュア製作 299 Black Cat Racer 1/12 「その3 出力編」

    AIでオリジナルフィギュア製作 299 Black Cat Racer 1/12
    「その3 出力編」

    データ修正の後からです。もっとも修正中から出力も実験していました。

    パーツ割の前、最初の試作。

    立体にしてみて修正案を検討。しかしTripo・・・すごいね。

    ヘルメットも持たせます。

    後ろ。このサイズ(120mmくらい)でも全然問題ないディテールです。

    ただ、甘いところが無いわけではないので実データの修正もします。

    ヘルメットも結構食い込ませて持たせましたが・・・問題なさそうです。

    ただ思ったより薄いところがあって・・・パテで厚みを出しちゃいました。データも修正しておきます。

    塗装を考え結局、髪の毛と顔は別パーツにしました。このあと髪の毛は前後に分けます。顔が髪の毛に入りませんでした。CADだと組み立て時の干渉まで確認しやすいのですが、Blenderではこういう組み付け確認がちょっと面倒なんですよね・・・。

    腕については左手分割が当初の予定でしたが、割らなくてもいけそうだったのでやめました。ヘルメットが持てればよかったので一体で出力です。

    立てて出力しても積層痕みたいなものがでるんですね・・・初めて知った。

    腰からお尻へのライン。ここも目立ちますね。見やすいように黒サフ後にグレーサフを上方から軽く吹いたものです。

    肩。向きを変えたりとか・・色々検討しないといけませんね。

    少し磨いた仮組み状態です。
    次回は塗装へ行きます。のんびりやってるので実時間はかかってますが、その気になれば生成から立体物まで3日もあればいけそうな気がします。修正の加減次第ではありますが・・・。生成の前準備が一番時間を取りそうですね。特にアイデア出しと画像の決定。細かい話、アイデア出し(時間がかかる)→生成(早い)→どうしよう?(案外納得できるまでかかる)→再生成(早い)→繰り返し・・・・最終画像生成(早い)→これで行くか(時間がかかるでしょう)・・・と、いったサイクル。
    何が言いたいかというとですね「結局、人間の決定・検討の時間が一番かかる」です。オチとしてはAIは生成・アドバイスはできても「決定」だけはできないってことでした。

    そのうちAIが修正もできるかもしれませんね。案外早い時期だと思います。それでも「これいい?」「お、いいじゃん」って決定は人間の仕事。これはかわりません。

  • 作る AIでオリジナルフィギュア② 1/24 299店員さん ブレンダーで修正編

    作る AIでオリジナルフィギュア② 1/24
    299店員さん ブレンダーで修正編

    今回はブレンダーでの修正です。当然、3Dプリンターでの出力が目標なので「見た目、ディテール、作り込み」は置いておいて「出力で安定して形になる」ことに重きを置いています。

    実際、6センチ強のフィギュアですから細かいといっても限界があります。そこはそれなりでも十分。

    Tripo Studioさんの出来にお任せです。

    3Dプリンターの限界点

    これがはっきりしないと先へ進めません。まずはこれを。

    P1010597

    おおよそ1/24を想定した「仮面・・・なんとか」です。

    Tripo Studio上で公開されているモデルを、出力テスト用に使用しました。

    P1010598

    頭のアンテナもそうですが・・・このマフラー。薄いが大丈夫かな?とそのままで出力しました。計測値で0.35mmです。このくらいでるんですね・・・・。

    P1010599

    そしてこれ。試験片ですね。大きな四角柱というかブロック? 右から10mm、5mm、2mm角です。条件が合えば0.1mm以下の精度で出せます。

    少なくとも今回の10mm角では、実測10.01mmでした

    。

    P1010600

    問題はここから。円柱 いわゆるボス。一番左が0.3mm径。出力は可能ですが垂直はでませんね。

    P1010601

    細い壁。いわゆるリブと言われるものです。一番左の0.3mm幅は出力はできます。が、下が厚みがあってしっかりしていると収縮の差で上は波波します。そのとなり0.5mm幅は問題なさそうですね。

    P1010602

    最後、穴と溝。どちらも3mm厚の板を貫通させています。穴は0.3mm径は塞がってます。一番右のささやかな跡がそれ。以降0.5mmより大きいと貫通してます。溝は一番上の1mmと次の0.5mmは貫通してます。0.4mmは半分塞がった状態。以下全滅。

    うちのプリンターの限界値として・・・

     0.3mm板厚が限界・・・できれば0.5mmだと安全
     穴は0.5mm 但し貫通していない場合はもう少し大きめ
     溝幅については0.5mm以上

    この辺りが基準でしょうか・・・・うちのプリンターはELEGOOのMARS5です。MARSシリーズは大変お手頃感あふれたいい機体です。Ultraじゃなくて無印です。無印はコスパ最高ですよ。4Kだったりタイムラプスが撮れないとか日本語じゃないとか・・・でも2万円台ですよ。この性能で安くなったものです。

    ブレンダーで確認修正・・・どこまでできるか?

    確認と修正は段階的に行っていきます。まずは何から確定していくかはっきりしてれば迷いません・・・たぶん。では読み込みから。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.12.31

    ブレンダーを立ち上げたところにSTLファイルをドラッグ&ドロップします。そのままOKすると・・はい。ちっさ!

    スクリーンショット 2026-07-21 6.13.52

    ディテールはちゃんとありますね。ブレンダーで寸法を見ると0.979m。メートル?そんなわけなくてCHITUBOXに持っていくと0.97mmミリだったので、

    私の作業環境ではBlender上の1単位を1mm相当として扱います(BlenderではSTL読み込み時のスケールや「Scene Unit」の設定によって扱いが変わるため、常にm表示をmmとしてよいわけではありません・・・と、GPT先生からのご指導でした)

    。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.16.27

    次は大きさです。こうして首をかしげていたり、座っている時、大きさを決めるのが大変です。そこで頭身換算です。いまこの子の「頭部高」は0.170718mm。目標設定の項目を決めると(身長155センチで6.5頭身、1/24スケールが今回の目標)。結果が58.206倍とでます。「選択モデルをこの倍率でリサイズ」ボタンをおせばその大きさになります。

    ちなみにこのアドオンは自作?AIに作ってもらった? アイデア出しとUI決定は自分ですが作ってもらいましたよ・・・楽ですから。片手に電卓でもできますけども。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.17.33

    無事57mmに変換。で、出力サイズになったので、あとは「薄い。細い。狭い」を確認修正します。

    ですが、まずデータとして面の状態を確認しておきます。これがきちんとしていないと、スライス時にトラブルになる可能性があります。

    最初に確認するのは面の表裏、つまり法線の向き。すべて外側へ揃っている必要があります。次に、穴や開口した辺などの「非多様体」がないかを確認します。さらに、自己交差や重複した面なども、できれば修正しておいた方が安全です(まぁ、これもGPT先生の情報です)。

    Blenderの基本機能では「選択→特徴で全選択→非多様体」、3D Print Toolboxでは各種検査をまとめて行えます。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.20.42

    次がこれ。アドオンの制作には色々ありましたが完成したのは「寸法・薄さチェック」(まんまですな)。危険幅/厚み、これを0.5mmに指定。連続面数は隣同士でも起きてるか確認する範囲ですがAIおすすめの設定のままです。「全体を検査(薄板・近接)」ボタンではじめます。写真は結果。ちょっとわかりにくいですが・・・・

    スクリーンショット 2026-07-21 6.22.10

    エプロンです。黄色い面が検査で検知した面。実際に出力物を後で測ると0.42程度でした。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.29.42

    エプロンの肩紐。これは体との隙間エラーがおおいです。谷になっていて狭いとエラーになります。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.30.04

    エプロンの紐。これは危険レベルでした。1回目でそのまま出した時ペラペラで片方はなくなってましたね。先に検査すべきでした・・・。

    スクリーンショット 2026-07-21 6.30.26

    髪の毛。先端の細さと隙間などなど・・・このあたりはこのままで。

    実際、薄くないとでないの?とか思いますよね・・・

    スクリーンショット 2026-07-21 6.46.52

    どうぞ、結果です。これは1/24ではなく1/12。ご覧の通り隙間が「細いよ」エラーだけ。すごいでしょ、AI製のアドオン。この辺は実際に出力した結果で治すしかなかったのが、ある程度予測して修正できるのが助かります。

    スクリーンショット 2026-07-22 17.03.27

    修正しました。リボン部分は裏に正方形のオブジェクトを仕込んで擬似厚みをだしました。

    CHITUBOXとMars 5の環境では、別オブジェクトのままSTLに出力しても問題なく造形できた

    ので、このまま。

    スクリーンショット 2026-07-22 17.03.51

    ブレンダーでまずは最低限の確認と修正が終わりました。

    スクリーンショット 2026-07-22 17.05.46

    大きさも想定通りです。あとは出力ですね。

    もう少し大きいフィギュアだと修正箇所も増えます。塗装用に分割したりディテールも増やしたいとか、その辺りはいずれご報告できるかと思ってます。次回は出力と完成までです。AI、すごいな・・

    関連する制作記録やツールは「

    299 WORKS

    」にまとめています。このシリーズ記事をまとめて読めるように

    リンク

    があります。興味ある方はどうぞ。