299 Tools Blenderアドオン公開。フィギュアを3Dプリントするための7つの補助ツール

Blenderでフィギュアデータを3Dプリントするための調整補助ツール、299 Tools v1.0.0を公開しました。

もともとはAI生成したフィギュアを実際に出力しようとして、「これ、毎回同じ作業しているな・・・」とか「めんどくさいな・・」となったところから、一つずつ作ってきたBlenderアドオンです。

今回は、その中から動作確認を進めてきた7機能を初回公開版としてまとめました。

今回公開した7機能

1. 頭身からサイズを決める
現在の頭部寸法と、想定身長・頭身・模型スケールから必要な倍率を計算します。座ってたりすると寸法が出しにくいでしょ?

2. 簡易ポーズ補助
腕などの一部分を少し動かしたいときに、選択範囲から簡易的な回転軸を作ります。いわゆる「歪み」とか「回転」とかでなんとかなるかなと思ったんですが非常に使いにくくて・・・。

3. 自動分割
1つのフィギュアメッシュを解析して、複数のパーツ候補へ自動分類します。色分けされた結果を見ながら、再分割や統合もできます。これは便利です。AIサイトでも自動分割ってありますが「ここじゃないんだけど」ってなりません? 少しコツは入りますが・・・。

4. 開口部を曲面でつなぐ
開いた境界の間を曲面で補完します。確定前に形状を調整できます。面を貼る時「ここって曲面で」ってのが始まり。あとでスカルプとするのが前提のツールです。土台作りのアドオンです。

5. 手書き切断
画面上をなぞった形でメッシュを切断します。削除前に対象範囲を確認できます。直線でも切れます。

6. 裏面チェック
裏向きになっている面を赤く表示して確認します。確認だけですから。

7. クリアランス・ブーリアン
パーツ同士を組み合わせるための隙間を、指定したクリアランスで作ります。嵌合部分に隙間を作る、なんと快適なアドオンです。面の複雑さで重くなったりしますので・・・できない時はあきらめてください。

フィギュア向けです

299 Toolsは、主にAI生成フィギュア形状を対象として開発・動作確認しています。特に自動分割については、ハードサーフェスモデル用として作ったものではありません。使ってみるのは自由ですが・・・まぁ、たぶんうまく分割できません。

あくまで、こちらで実際にフィギュアを3Dプリントする作業の中で必要だったものをまとめています。こういうのがほしいなぁってリクエストしていただいても良いです・・・作る保証はありませんが。

無料で使えます

299 Toolsは、個人利用・商用利用とも自由です。
299 Toolsを使って作った模型や3Dデータ、画像などの成果物についても、利用や販売に制限はありません。

ただし、299 Tools本体や改変版の再配布・転載・販売・他の配布物への同梱は不可です。

正規配布元は299 MODEL WORKSのみです。

動作確認環境

現在の基本動作確認環境は、

  • Blender 5.0
  • Mac mini M2
  • メモリ16GB

です。

Windows / Linuxについては、現時点では実機確認できていません。Macしかないのでごめんなさい。

ダウンロード

本体ZIP、日本語マニュアル、English Manualをそれぞれ用意しました。

299 Tools v1.0.0 公開ページ
https://299modelworks.com/blender-tools.html

英語版はこちらです。
https://299modelworks.com/en/blender-tools.html

まだ初回公開なので、実際にいろいろなデータで使われると、こちらでは出なかった問題が出てくる可能性があります。たぶん、出るでしょう。いや、出ます。

不具合報告フォームも用意してありますので、「なんか変だな」というところがあれば教えていただけると助かります。

まぁ、とりあえず公開まで来ました。

長かった・・・。

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